戸建て購入完全ガイド Vol.1
2026年01月25日
戸建て購入完全ガイド Vol.1
「家を買おう!」と思ったら最初に読む、2026年版・後悔しない予算の立て方
「そろそろ一軒家が欲しいな」
そう思ったとき、まず何から始めますか?住宅展示場へ行く?ネットで物件を検索する?
実は、その前に絶対にやっておくべきことがあります。それは「魔法の数字(予算)」を正しく知ることです。
不動産屋の私が、多くの「もっと早く知っておきたかった!」という声をもとに、2026年現在のリアルな予算の立て方を解説します。
1. 「借りられる額」と「返せる額」は、全くの別物です
家探しを始めると、銀行や不動産屋から「今の年収なら4,000万円まで借りられますよ!」と言われることがあります。
しかし、ここで立ち止まってください。銀行が保証してくれるのは「貸してくれること」だけで、「あなたの生活が豊かになること」ではありません。
2026年は物価も変動し、生活コストが読みづらい時代。大切なのは、年収から計算した上限額ではなく、
「今の生活を楽しみながら、無理なく払い続けられる額」を基準にすることです。
2. 【実践】月々から逆算するシミュレーション
具体的に、いくらの家なら安心なのか?一般的なケースで計算してみましょう。
モデルケース:世帯年収 600万円(共働き)
現在の家賃: 8.5万円
希望の返済額: 月 9万円(今の家賃に少しプラスするイメージ)
この「月 9万円」をベースに、今の金利(変動金利 0.6%前後、35年返済)で計算すると……
項目金額(目安)
住宅ローン借入額約 3,300万円
月々の返済額約 8.7万円
+維持費(税金・修繕積立)約 2.0万円
実質的な毎月の住居費約 10.7万円
「家賃と同じ返済額」にしても、戸建てには固定資産税や将来のメンテナンス費(屋根や壁の塗り替え)が必ずかかります。この「プラス2万円」を見込んでおくのが、プロが教える失敗しないコツです。
3. 「諸費用」という隠れた伏兵に注意!
3,000万円の家を買うのに、3,000万円だけあればいいわけではありません。
物件価格以外に、登記費用や税金、ローン手数料などの「諸費用」が物件価格の約6〜9%(3,000万円なら約200〜250万円)かかります。
「貯金のすべてを頭金に使ってしまい、引越し後の家具が買えない……」なんてことにならないよう、手元にある程度の現金を残しておく計画が重要です。
今日のまとめ:予算決めの「黄金ルール」
2026年、私たちがお客様に提案している予算決めのルールはとてもシンプルです。
(月々の返済額 + 維持費2万円) ≦ 世帯手取り月収の 25〜30%
この範囲に収まっていれば、お子さんの教育費や年1回の家族旅行を諦める必要はありません。
家は、家族が幸せに暮らすための「器」です。その器を立派にしすぎて、中身の生活が苦しくなっては本末転倒。まずは「いくらなら笑って暮らせるか」を、ご家族で話し合ってみてくださいね。
次回予告:
予算が決まったら、次は「どんな家にするか」です。
第2回:【建売 vs 中古住宅】どっちがあなたを幸せにする?
それぞれのメリット・デメリットをぶっちゃけます!お楽しみに。
